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【熱海・初島】 日帰りで体験するレモン色のフォトジェニックな旅 ~海とレモンの島 Part1 ~

静岡・熱海市の沖にある初島が“レモンまみれ”に!? 特産のレモンを生かした「初島レモンプロジェクト」が島をあげて進んでいます。都心からのアクセスも良好な有人島で、レモンのフォトスポットやレモングルメ、レモン尽くしの旅が楽しめます。

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「初島レモンプロジェクト」とは?

静岡・熱海市の熱海港から定期船で約30分の「初島」。

船から眺める初島
熱海港発の船から臨む初島

実は熱海市は国産レモンの発祥の地です。

そこで初島では島をあげて熱海のレモンを盛り上げる「レモンプロジェクト」が進められています。

これまで、島の全世帯にレモンの苗を配布して育ててもらったり、静岡県立熱海高等学校と一緒にレモンを使ったグルメや、レモンをモチーフにしたフォトスポットを考えたりしてきました。

「海泉浴 島の湯」の隣にあるレモンのフォトスポット

熱海市一丸となって盛り上げようと取り組んでいて、島ではレモンのイベントやコンテンツが盛りだくさんです。

首都圏から日帰りで行ける初島で、“レモンまみれ”のおいしいフォトジェニック旅を満喫してみませんか。

初島のレモン尽くしの日帰り旅についてレポートします。

初島に植えられたレモンの木

レモンにちなんだ8カ所の映えるフォトスポット

熱海港から初島までの所要時間は、1日に複数便発着する定期船で約30分です。

【初島への行き方】日帰りで魅惑の島を遊び尽くす! ~海とレモンの島 Part2~

レモンまみれな初島には、写真映え間違いなしのフォトスポットが8カ所点在しています。

島を1周ぐるっと回る遊歩道や、アジアンガーデン「R-Asia(アールエイジア)」の庭園内にあるので、すべてのフォトスポットを制覇しましょう。

①初島駅の看板

富士山が見える高台にある「初島駅の看板」

初島港を出てすぐ目の前にある坂道をのぼると、見晴らしがよい高台にたどり着きます。

ここにあるのがレモン色がまぶしい「初島駅の看板」です。

前後の駅名は「空」と「海」。その途中駅が「初島」という設定。天気がよい日は熱海の街並み向こうに富士山が見えます。

②きいろいポスト

きいろいポスト
きいろいポスト
※セサミストリートとのコラボパネルは2026年1月12日まで

もとの坂道を下り、今度は遊歩道を時計回りで進むと、フォトスポット「きいろいポスト」がありました。

実際に手紙は投函できませんが、投函口へ手を入れているところを撮影すると、レモン色が相まっておしゃれです。

③レモン釣れちゃいました

初島港から時計回りで遊歩道を300mほど進むと、リゾート施設「PICA初島」の看板の前に、ひときわ目を引く巨大なレモンの像が現れます。

海で泳ぐ巨大なレモンを一本釣りしたところが表現されています。まさに「レモン釣れちゃいました!」です。

レモン釣れちゃいました
すぐ目の前の海で釣れたのでしょう

オブジェの高さは約3mで、とにかく巨大なレモンは一見の価値ありです。レモンに抱きついてみたり、となりでポーズをとってみたり、思いおもいの写真を撮りましょう。

④おっきなレモン隕石

さらに遊歩道を進むと、宿泊・レストランの融合施設であるアジアンガーデン「R-Asia(アールエイジア)」の入り口があるため、入園料を支払い中へ入りましょう。

アジアンガーデン「R-Asia(アールエイジア)」内の庭園

入園料は大人950円、小人550円です。熱海港から初島の往復定期船乗船料がセットになった「R-Asiaセット券」も販売されています。

【R-Asia入園料】
大人(中学生以上) 950円
小人(3歳~小学生) 550円

【R-Asiaセット料金】※熱海~初島の往復乗船料
大人(中学生以上) 3500円
小人(小学生) 1750円

セット券は公式サイトまたは熱海港の待合所で販売しています。

入ってすぐ目に飛び込んでくるのは「おっきなレモン隕石」です。

R-Asiaへ入るとすぐ目につく「おっきなレモン隕石」

庭園のど真ん中に設置されており、青空やおしゃれなレストランの建物を背景に撮影できます。

レモン隕石の後ろにある階段をのぼれば、隕石の上部から顔を出してポーズがとれます。思いっきり手を広げて元気な写真を撮りましょう。

レモン隕石の後ろには階段が

空に続く、檸門

R-Asiaの海側に、空と海へ導いてくれるかのように立っている「空に続く、檸門」があります。天気がよい日は、思わず駆け上がりたくなるでしょう。

空に続く、檸門
「空に続く、檸門」
※ セサミストリートのコラボパネルは2026年1月12日まで。

扉や大自然をバックにすれば、写真を撮る手が止まりません。扉の向こうには、美しい伊豆半島、海、空が広がっていました。

⑥レモンでございます!

「レモンでございます!」

R-Asiaの中心あたりにもフォトスポットがあります。

よく見るとレモンが上下に分かれており、思わず国民的アニメ「サザエさん」の有名なオープニングが頭に浮かぶことでしょう。

レモンでございます!
フォトスポットにはレモン色の案内看板があります

サザエさんを再現するのもよし、ゆったり座ってポーズを決めるのもよし。バックの緑と相まって、写真映えの1枚が撮れますよ。

⑦Lemon Paradise

アーティスティックなレモンの壁「Lemon Paradise」

さわやかなレモンとグリーンレモンが美しい、アーティスティックな壁「Lemon Paradise」も、フォトスポットのひとつ。壁の前で、全身でポーズを決めましょう。

傍らには初島中に植えられているレモンの木が。ぜひ、初島レモンも入れて写真を撮ってみてください。

Lemon Paradiseの傍らにはレモンの木が

⑧空と海とブランコ

ブランコがあれば、思わず乗りたくなるもの。

海側にむかって設置された「空と海とブランコ」は、こぎながら島のおいしい空気や心地よい風が、全身で感じられるでしょう。

海に向かってこぎだせる「空と海とブランコ」

実際に乗ってこいでみました。すぐそばが海で、高くこげばこぐほど空が近く感じました。

誰かと一緒なら、高くこいだ瞬間を撮ってもらいましょう。

ブランコから見える景色

知ってる? 熱海市とレモンの歴史

ここで初島がなぜレモンの島になったのかご説明しましょう。

日本で最初にレモンが栽培されたのは、明治時代の熱海市でした。

熱海市を訪れていた外国人が、持ち込んだレモンの種をまいたところ、偶然にも育ったのが国産レモンの始まりと言われています。

初島のレモン畑

やがて、熱海市で育った苗が広島県・瀬戸内地域へと伝わり、国内で本格的にレモン栽培が始まったのです。

島のレモン畑で植樹をサポートしてくれるスタッフに、初島で育てているレモンの特徴について聞きました。

初島レモンについて解説する富士急マリンリゾート・西島徹さん

富士急マリンリゾート・西島徹さん:
初島で育てているレモンは「ユーレカレモン」と呼ばれる品種です。レモンは通常、黄色く熟してから出荷しますが、このレモンは緑のうちから香りも味もしっかりしていて、酸味の中に爽やかな甘みがあります

12月頃には黄色く色付きますが、「グリーンレモン」として黄色くなる前に収穫することもあるそうです。

レモンの木は、3年目までは病気にかかりやすいので、隣の伊東市で専門家が3年間育て、その苗を初島に持ってきて植えているそうです。

初島レモンの植樹や成育の指導をするJAふじ伊豆・森梓さん

ユーレカレモンは、緑色の段階と黄色に熟してからとでは、味や香りに違いがあるそうです。レモンの育成や植樹の指導を行うスタッフに、それぞれの特徴について聞きました。

JAふじ伊豆・森梓さん:
初島のユーレカレモンは、緑のうちは酸味がやわらかく、ほんのり甘みがあるので、料理やお菓子づくりにぴったりです。黄色く熟してからは果汁の香りが強くなるので、ジュースやお酒に向いています

緑色のレモンの実
ユーレカレモンのグリーンレモン

同じレモンでも時期によって風味が変わるのが、初島レモンの面白いところですね。

高校生がきっかけとなったレモンプロジェクト

初島レモンプロジェクトは、静岡県立熱海高等学校との協働プロジェクトです。

10月に行われた初島レモンの植樹には、高校の教師2人と生徒17人が参加し、強い日差しの中、汗を流しました。

スタッフの指導を受けながら苗を植えるための穴を掘る生徒

スタッフが丁寧に指導し、苗の位置や土のかけ方を確認しながら慎重に植えます。

植え終えると、生徒たちは周りの土をやさしくかぶせ、最後にホースで水をまいて作業完了。

暑さの中にも達成感と笑顔があふれる、さわやかな植樹の一日でした。

レモンの苗を穴に入れたら丁寧に土をかぶせます

熱海高校が初島レモンプロジェクトに参加する過程やきっかけについて、熱海高校の山下敦司先生に話を聞きました。

熱海高校・山下敦司先生:
初島レモンの取り組みが始まったのは、生徒たちが「日本のレモン発祥の地は熱海だった」という話を調べたのがきっかけでした。熱海高校で、熱海市の特産品を広めるための「この木! 何の木! レモンの木プロジェクト」を立ち上げ、小・中・高校、そして地域の事業者が連携して活動を進めるようになったんです

熱海高校・山下敦司 先生

「気温が高く暑かったので、たくさん汗もかきました」と植樹に参加した生徒の佐々木駿さん。生徒たちの熱心さが、このプロジェクトを推し進めています。

中村瑠那さんは、地元のこととはいえ「熱海のレモンについて、分からないことばかりでした」と話します。

やる前は難しそうだと感じていた前島直翔さんは「スタッフの方が指導してくれたり手伝ったりしてくれたので、楽しくできました」と、初島レモンの盛り上げに一役買えたことを誇りに感じているようでした。

左)前島直翔さん 真ん中)中村瑠那さん 右)佐々木駿さん

熱海高校では、学校内でレモンを育てたり、無農薬レモンを使ったスコーンをイベントで販売したりして、地域を盛り上げる活動を積極的に実施しています。

「fishbowl」もファンと一緒にレモンを植樹

レモンの植樹イベントに登場したfishbowlのメンバー

この日は、静岡発のアイドルグループ「fishbowl」による植樹も行われました。

fishbowlと一緒に1泊2日で初島を満喫する「リゾート行っちゃってもいいですか? in 初島」という企画のプログラムのひとつです。

ファンに見守られながらレモンの苗を植えるfishbowl

メンバーが苗を穴に運び、土をかぶせていきます。汗を光らせ、笑顔で作業する姿にファンから声援が送られていました。

その後、ファンも一緒に植樹に加わり、アイドルと参加者が協力して苗を植えます。

メンバーの大白桃子さんを囲むファンのみなさん

作業は順調に進み、最後に水をかけて完了です。

締めくくりには全員でカメラに向かってポーズ。初島の新しいレモンの木が、笑顔と拍手に包まれました。

記念撮影をするfoshbowlとファン
テレビカメラに向かってポーズ

この様子はテレビ番組でも放映され、初島レモンの認知度アップにつながるイベントとなりました。

レモンを使った絶品グルメを堪能しよう

レモンを見て、写真を撮って楽しんだ後は、実際に食べてみましょう。

R-Asia内のテラスレストラン「ENAK(エナ)」では、レモンの味や風味を生かした、レモングルメが堪能できます。

テラスレストラン「ENAK(エナ)」

レモンスパイスカレー

初島で味わう人気のレモングルメのひとつ「レモンスパイスカレー(1300円)」は、バターチキンカレーに、カルダモンを含む香辛料やスパイス、レモンが乗っています。

バターの甘みと、レモンのほんの少しの酸っぱさが非常によく合います。レモンは柔らかいため、皮ごと食べられます。

レモンスパイスカレー(1300円)

初島バーガー

水色のバンズがひと際目を引く「初島バーガー(1300円)」も、人気のレモングルメです。

バンズに挟まれているのは、上からスライスレモン・サバの竜田揚げ・さつま揚げ・タルタルソース・スライスチーズ・トマト・レタスです。

初島バーガー(1300円)

揚げ物にはレモンがよく合うように、ハンバーガーでありながらもさっぱりとした味わいで、ペロリと平らげてしまいました。

初島檸檬スカッシュ

海をイメージしたさわやかな水色の「初島檸檬スカッシュ(750円)」には、レモンがふんだんに使われており、すっきりとした味わいです。

コップの底には、ソーダ味の小さなゼリーが入っています。

初島檸檬スカッシュ(750円) バタフライピーで色が変化

初島檸檬スカッシュを注文すると、ハーブの一種であるバタフライピーのシロップが付いてきます。

シロップをかけることで、色が水色から紫色に変わり、さらにベリー風味の味も追加されるため、2種類の味と色が楽しめます。

ENAKの店内席

ENAKはインドネシア語で「おいしい」という意味があります。店内はアジアンテイストな雰囲気で、レモングルメ以外にも「ガパオライスプレート(1650円)」や「ロコモコ丼(1500円)」なども注文できます。

テラス席もあるため、天気がよい日はぜひ風を感じながら食事を楽しみましょう。

ENAKのテラス席

近くには、ハイビスカスの花が美しく咲いています。食後に静かに海を見つめる時間もまた、旅の記憶に残るひとときですね。

【ENAK】
営業時間 カフェ・レストラン11:00~16:00
     BBQ10:30~16:00

【詳しく見る】Terrace Restaurant ENAK(PICA初島のウェブサイト)

レモンまみれの旅へ

海と太陽に恵まれた初島で、レモンを通じて島の未来を育てる「初島レモンプロジェクト」。

初島 定期船で熱海港から約30分

都心から日帰りで訪れることができる初島は、レモン色の見どころが満載でした。

潮風の中で香るレモンを感じれば、かけがえのない思い出となり、初島の新しい魅力が見えてくるでしょう。ぜひレモンまみれの旅を満喫してください。

sponsored by 富士急マリンリゾート

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